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【バリアート】バリカンでジブリ「もののけ姫」の世界を再現したらヤバかった!

こんにちは。Emiriです!

今まで色んなバリアートを入れてきましたが、その中でも特に印象に残っているデザインがいくつかあります。

今回はその印象に残っている作品の1つを動画付きでご紹介します٩( ”ω” )و

 

【バリアートってどこまで細かくできるの?バリカンでジブリ「もののけ姫」の世界を再現!】

 

バリアートは基本的にほぼどんなデザインも可能です!

描け!と言われればなんでも!!!の精神でやっています(`・ω・´)

ただ、タトゥーやデッサンと違うのは

毛があるところにしか色がつかない!

ということです(`・ω・´)

 

というのも、バリアートにも向き不向きな髪質がありまして、


向いている方→ 「剛毛」さん

太くて多くて毛と毛の隙間が狭く、真っ黒の毛がびっしりと生えている
(細かいデザインでもはっきりと輪郭が描ける)


向いていない方→ 「ねこっ毛」さん

細くて少なく、地肌が見えやすい色素が薄い
(細かすぎるデザインはぼやけてしまうことがある)


向いていない方はできない訳ではありませんので、大き目のはっきりとしたデザインを選ばれると良いと思います^^

 

【もののけ姫のバリアートの解説】

 

さて、こちらのこだわりバリアートはまさに

「バリアートで「もののけ姫」感を出したい!!」とのリクエストで生まれた傑作になります(´艸`*)

動画で観るとより伝わると思いますので是非チェックして見て下さい!↓

ややこしいように見えてこのデザインは真っ白なコダマがメインになりますので、意外とグラデーションとかは少ないのです。

まずはポスカで軽く下描きをして、お客様に鏡でお見せしながら説明します。

その時点で何かアイデアが浮かんだらプラスしたり変更したりもします。

バリアートのやり方は?専門美容師が実践したバリカンアート基本の練習方法!

 

Emiriもジブリが好きで、もののけ姫は何度観たか分からないくらいです!

なので今から解説していくデザインもほとんど「あのシーン」というのを頭に思い浮かべながらいれていきました(*´ω`*)

 

あ!もちろんすべてを想像するのではなくて、明確なモデルがある場合は必ず見本にできる画像を検索して、それを見ながらできるだけ完成度の高いデザインを目指します!

 

【後頭部】

 

まず、メインになる後頭部の大きなコダマ達は真っ白なので目や鼻、口になる部分をしっかりと長さを残してグラデーションなしで白抜きしていきます。

難しいのはしゃがんでいる子の腕と足がつながらないようにすることですね!

コダマにはグラデーション入れませんが、背景は薄暗い森なので枝や木にはグラデーションを少し入れます。

 

【右サイド】

右サイドには「物語の最後で生き返った森に再びコダマが現れたシーン」で、大きな木の根に小さなコダマが一人だけ立っているデザインです。

とっても小さいので慎重に!

流石に目だけのデザインでないと表現できなさそうだったのでシンプルな顔立ちのコダマにしました!

コダマは色んな顔の子がいるのでそこのデザインに都合が良い子を選べるのは良いですね(*‘ω‘ *)笑

 

サイドは毛が他の部分よりも細く少ないことが多いので、周りに生えている細い枝や双葉のデザインもハッキリと白抜きにします。

 

ここまで描くとこのコダマ達がなじむような森のイメージが湧いてきたのでどんどん足していきます(`・ω・´)

 

 

コダマ達は枝に乗せて、下の方には岩場や草、キノコを生やしてみたりして少しずつ「森っぽさ」を再現していきます。

襟足も毛が少ない部分なので毛量や近くにあるデザインとの相性によって白抜きか浮彫グラデーションにするかを見極めます”(-“”-)”

 

【左サイド】

そして左サイドにはアシタカが森の奥に目撃した「後光がさしているシシ神様のシルエット」を!!!

シルエットなのでシシ神様はしっかりと長さを残します。

ツノがちゃんと分かれて見えるように丁寧に描いていきます。

そして、後光がさしている事を表現したいので、まわりは白く広めにとばします!

「森の奥のちょっと遠く」な感じを表現したいので、手前には大き目な木を描いて奥に行くほど薄っすら小さめに木を描くことで遠近感が出てきます。

シシ神様から光が放たれているので木にかかる影の向きにきをつけてグラデーションで立体感を出していきます。

 

 

ふぅ~。これで完成!!
めっちゃ時間かかりました!(笑)

でもとっても気に入って頂けたので凄く嬉しかったですヾ(≧▽≦)ノ

 

【おわりに】

バリアートというとラインを想像することが多いと思いますが、思ってる以上にデザインの幅は広いです!!

今回はいきなり難易度高めのデザインをご紹介しましたが、これでバリアートの可能性をしっかりと感じて頂けたのではないでしょうか?

これからも様々なデザイン、やり方などについて解説していきますので興味がありましたら是非チェックして見て下さい(*^^*)

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